ライブ会場のステージやMVなどで見るようなモーショングラフィックスをポップな雰囲気に仕上げました。
デモを作るにあたって、いろいろな要素を詰め込んだので、映像としてはまとまりがないかもしれませんが ご覧ください。

このデモはプログラムで作成したものでオリジナルは動画ではなく、ゲームと同じようにリアルタイムで描画しています。

デモ映像(参考出展)

演出の説明

流れ星‥‥斜めに降り注ぐことでスピード感を出しました。
図形‥‥画面の端まで行くと跳ね返ります。
雪玉‥‥ゆらゆらと降ります。
雪結晶‥‥くるくる回りながら落ちるようにしました。
officeARK‥‥画面内を移動しています。

設計や検証なども含めて、完成まで8時間くらいかかりました。

プログラムならではのロジック

すべての処理において、落下や慣性などの動きは物理学や力学の考えを取り入れています。
また最大表示数40個程度のオブジェクトを60fpsで動かしています。

プログラムによるリアルタイム生成なので尺の概念がなく、永遠にループさせることができます。イベント会場でも役に立ちそうです。

Adobe社のAfterEffectsでは難しいリアルタイム性、ランダム処理などに強い仕組みです。

このような演出表現が必要な方はお問い合わせください。
現在のところ納品は動画になりますが、扱いやすいようなアプリケーションも制作予定です。パラメトリックなインターフェイスを採用して短時間で生成できるようなものを考えています。

~ 解説コラム ~

主にご提供する背景やコンセプトについて書かせていただいています。
ご依頼時のご参考になれば幸いです。

デモ映像のイメージ

一般にモーショングラフィックス(図形などが動くアニメーション)は、その代表的な制作ソフトウェアとして、Adobe社のAfterEffectsがあります。これはプロの現場でも使用されています。

このデモはそのようなソフトに頼らず、プログラムを使用してコンピュータらしい動きを表現しました。

このデモは以下のようなコンセプトで制作しました。
●レトロ感を持ったパステル調の雰囲気
●たくさんの図形が にぎやかに動く
●ライブ会場のバックスクリーンで演出として流れているようなイメージ

プログラムで動いている

最終的にコンテンツとして仕上げる形式は「動画」ということになりますが、この手法はゲームの画面描画のようにリアルタイムで図形を作成して動かしています。

よくゲームなどで30fps,60fpsなどと画面の描画速度を表現していますが、これは、
・30fps‥‥1秒間に30回
・60fps‥‥1秒間に60回
画面を描き替えていることを表しています。
※fps‥frames per second
つまり、パラパラ漫画で例えると、30fpsは1秒間で30枚の絵が連続でページがめくられていることになります。そのため全体として動いているような演出となるわけです。
60fpsはページ数が倍になるので同じ1秒間でめくればスムーズさも倍になります。

動画化の方法

家庭用ゲーム機の画面やパソコンの画面の様子を動画にする場合、一般的にはキャプチャーすることになりますが、この動画はその方法を使わず、以下のような方法で動画化・動きの記録をしています。

➡ 画面を「動き」として処理せずに、
1フレームごとに映像をコマ撮りしている

60fpsで処理しているプログラムなので、1秒間で60枚のコマ撮り画像のショットが必要になります。
扱いやすいように全体で60fpsの30秒の尺の動画にしたかったので、1秒60枚×30秒=1,800枚の画像が必要となります。これをパラパラアニメのように、全1,800枚連続に表示させたものを記録しているということになります。

この図形は、1フレームで移動や回転などの動作をする際に、約0.0167秒かかっています。
※1秒間で60枚(60回の描画)処理ができるので、1枚では1秒÷60枚≒0.0167秒となります。つまり図形は、約0.0167秒ずつ 少しずつ少しずつ移動や回転をして、その1枚ずつ写真を撮っていることになります。

デモ画面では、全体で約40個程度の図形が表示されていますが、それぞれ個別に速度や角度などの動作に関する情報を持っており、自分の役割に従って同時に少しずつ動いています。

これらの処理をプログラムで連結させることで連続再生を行い、動画のように仕上げているのです。

(参)
理論上は120,144,165‥fpsなど、ゲームでおなじみの高精細なフレームレートの映像を作ることができますが、再生する機器も対応している必要があります。
現状ではプロジェクターや大型スクリーンでは、そこまでをカバーできるスペックを持つ製品がないため、実際には、60fpsくらいが適切であると考えています。
しかし演出として、あえて低レートの15,24fpsなどを採用するのも味があってよいかもしれません。

実際のフレームの様子

「パラパラ漫画のような仕組み」と書きましたが、その様子を掲載します。
処理に膨大な時間がかかるため以下に事情を記します。

同じ映像になりますが、確認用に再度掲載しておきます。

ご提案:利用シーン

以下のような特徴をご理解いただいたうえで ご注文をいただけると幸いです。ご注文の際には意向をお伺いし、丁寧に制作いたします。

使用が向いている場面

●トーク中またはイベント開催時の背景
●SNS等のライブ配信時の背景
●長尺のシーン(プログラムなので永久ループが可能)
●ボタンを押すと別の演出に変わる(*)
●実行の度にランダムで図形の出現位置が変わる(*)
*印‥プログラムの処理が加わるため要相談。

この手法が苦手な分野

●残像や光源の処理はゲームプログラミングのような別のロジックが必要となるため対応が困難。
●図形自体はプログラムで描くため、複雑な形状のものは苦手。

当方が提案させていただいているこの方法は、どちらかというと主役ではなく、メインの映像があって、それに対する補助的なひとつの演出に向いています。

演出の1手法として、このような表現の素材が必要の場合は、お声がけいただければ幸いです。